研究会の紹介(御挨拶)

  平成29年4月1日に、知的財産に関する知見を深めようと希望する諸氏をもって、実践知的財産研究会という士業を中心とした私的なサークルが誕生致しました。

  このサークルでは、実務に則した、実践的な知的財産業務を行うための、サポート業務が専門である士業の目線をもって実践的研究を主眼とした活動を行う事になりました。

  ここで、研究会立上げに際して、青山学院大学法学部特別招聘教授の石田正泰先生に参加して頂く名誉に浴し、なおかつ、石田先生の主導の基、「知的財産経営」を推進するための士業における勉強会を企画して頂き、全10回にわたる貴重な実践的研修を達成する事ができました。

  この研修のポイントは、知的財産を「企業経営に資する知的財産」とし、なおかつ、企業経営の中核に知的財産を据えた「知的財産経営」を各部門の全方向に展開する根本的な方法論を伝授して頂き、短い研修期間ではありましたが、内容は非常に濃く、充実しており、大変高度な研修になりました。

  ここで、当研究会の研究会員の先生方は、単に「知的財産業務」を学んだのではなく、「知的財産経営支援業務」を学び取り、「経営に資する知財の活用」「知財経営」そのものを吸収するに至りました。

  全40時間にわたる研修を通し、また、自己の現在の業務との関連も含め、知的財産というものを多面的な視点で捉え、なおかつ、経営の本質的な部分での根本的展開力をつかみ取る事ができ、研修プログラムの主幹である石田先生に敬意を表し、この文章をもって研究会代表である事務局の衷心からの謝意を述べ、当研究会設立のご挨拶に代えたいと思います。

  

平成29年9月25日
実践知的財産研究会 事務局 特定行政書士 松島亮介