以下に、平成29年5月13日から8月19日までに行われました基礎研修の内容を記します。
当基礎研修は、青山学院大学法学部特別招聘教授 石田正泰先生の講義により行われました。
<基礎研修の趣旨・内容>
本研究会の基礎研修の趣旨・主たる内容は下記の通りである。
(1)行政書士が行う知的財産経営支援業務に関する業務項目・業務内容を体系的に掌握し、関係行政書士に徹底し、関係行政書士が企業等に知的財産経営支援可能な状態を組織的に構築すること。
(2)本件(1)に関連して知的財産経営支援業務に必要な情報、理論、戦略等の研究、調整、研修等の実施。
(3)本件(2)に基づき研究、調整された成果に基づき関係行政書士に対して知的財産経営支援可能な状態になるように研修会等を実施する。
(4)要は、企業が何を求め、何を求めるべきかを十分考慮して知的財産経営支援を行うべきであり、そのために必要な実践知的財産の研修・研究をしっかり行うことが課題である。
<基礎研修の結果・成果>
本研究会の基礎研修の結果、その成果は下記の通りである。
(1)本研究会は、行政書士が行う知的財産経営支援業務について、業務項目・業務内容を体系的に整理して、見える化して公表する。
(2)関係行政書士は、(1)により公表されている行政書士会の知的財産経営支援業務に関する基本方針を踏まえ、行政書士が行う知的財産経営支援業務の徹底を図り、具体的な知的財産経営支援業務を行うことが可能になる。
(3)要は、本(1)、(2)の結果、行政書士による知的財産経営支援業務が企業等から信頼され、普及発展することが期待できる。
<基礎研修の構成(平成29年度)>
全10回(13:00-17:00)
回 | 項 目 | 講義内容 |
---|---|---|
第1講義 5/13(土) |
行政書士による知的 財産経営支援業務 |
行政書士による知的財産経営支援業務についての 全体的解説。 |
第2講義 5/20(土) |
同上 | 同上 (ケーススタディー) |
第3講義 6/3(土) |
産業財産権法制度 概論 |
産業財産権法制度の全体的解説。企業経営における 特許・実用新案・意匠・商標・デザイン・ブランド戦略等 の概論。 |
第4講義 6/10(土) |
同上 | 同上 (ケーススタディー) |
第5講義 6/17(土) |
著作権制度概論 | 著作権制度は、無方式主義制度で、産業財産権と異な る制度運営で課題も多い。実務的に研修 |
第6講義 7/1(土) |
同上 | 同上 (ケーススタディー) |
第7講義 7/8(土) |
営業秘密管理活用実践論 | 企業経営において営業秘密、ノウハウ、トレードシーク レットは重要な経営資産である。実務的に研修 |
第8講義 7/15(土) |
同上 | 同上 (ケーススタディー) |
第9講義 8/5土) |
知的財産契約実践論 | 企業経営においては、知的財産契約が課題も多く、重要 である。多様な観点から実務的に研修する。 |
第10講義 8/19(土) |
同上 | 同上 (ケーススタディー) |